メニエール病の典型として「回転性めまい」「難聴」「耳鳴り」が連動して起こり、一回のめまい発作が約30分から数時間程度続くと言われています。
30歳から50歳に多く、子供では稀です。
ただし「めまい」は様々な疾患によっても現れるため「めまい=メニエール病」と短絡して考えるのは注意が必要です。
メニエール病の原因
耳の内耳は、骨と膜の二重構造になっていて、膜の内側はリンパ液で満たされています。
メニエール病は病因などに不明な点も多いのですが、主に内耳の水ぶくれ状態(内リンパ水腫)の影響によるものと考えられています。
またこうした異常を引き起こすキッカケとして、ストレス・不眠・疲労などが誘引になるようです。
耳の構造
出典:IPA「教育用画像素材集サイト」
http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/ |
メニエール病の治療
残念ながら今のところはメニエール病の根本治療を確定する事はできていないようです。
ただ、内リンパ水腫が起こっていることが確認されているので、多くの場合内リンパ圧を下げる利尿剤の処方が第一段階の治療として用いられることが多いようです。
また、血流改善剤やステロイド剤が奏功する場合もあります。
様々な治療を試みても発作がコントロールできない場合は手術的治療をおこなう場合もあるようです。
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